東京は桜の開花宣言。我が家の桜も満開。

練習をしていた頃、そして今でも作っている水引の毱。たくさん作ったので部屋の仕切りのカーテンにもぶら下げてみる。

#水引ライナーlab #水引毱遣い

練習をしていた頃、そして今でも作っている水引の毱。たくさん作ったので部屋の仕切りのカーテンにもぶら下げてみる。

#水引ライナーlab #水引毱遣い

東京の下北沢付近も今年は春が早いようです。早春の道端の花も今が盛り。東京にも小さな自然。

またまた更新があいてしまいました。
7月にパリで開催されたジャパンエキスポに参加するために白目をむいて準備していて、なかなかブログの更新に時間が割けなかったんだよ…と、言い訳大会。

さて、ジャパンエキスポ。
25万人が来場したとかで、確かに熱気あふれる四日間でした。日本をこよなく愛する人たちの祭典、コスプレーヤーの本領発揮の場。私も水引のアクセサリーや雑貨を携えて参加したのですが、いやいや楽しかった！フランスの感性などに触れることもできて、勉強になった日々でした。

今東京で、4日間フランスエキスポを行ったとしても、25万人は来ないだろうなと思います。新旧を問わず、食もゲームも伝統工芸もすべて含めて外国の方が熱狂する日本文化って、改めてすごいなぁと感じました。

接客業のサービス精神にも日本のすごさは表れていると感じさせられました。

今回泊まったホテル、高級ではないけれど、世界的にそれなりに名の通ったホテルです。それなのに日本では考えられないこと続出。外国旅行あるあるストーリー、お聞きください！

まずエレベーター。
ボタンを押しても来ない。５基あるエレベーター、すべて動かない。やっと動いたかと思ったら素通り。上りも下りも素通り。
5分くらい待ってやっと来たエレベーター。乗り込んで行き先階のボタンを押しても動かず。「閉」ボタンを押しても反応せず。ずっと止まったまま。
一人で乗り込むエレベーター。無事止まってくれて、動き出す。降りたい階で止まってくれた。良かった。…と思ったのもつかの間、扉開かず。焦って扉を引いたり押したり叩いたり。反応なし。怖い思いをしたこと２回。

そしてホテルのスタッフ。
部屋の電気ケトルが完全に壊れていたので、取り替えてくれるように電話で依頼。３回依頼。待っていても埒があかないので、４回目はケトルをフロントに持っていって直接交渉。OK！と笑顔で言うだけ。再度言っても、担当に伝えておくの一言。もう一度フロントに行って、お茶飲みたいんだけどいつになったらもらえるの？と聞いたら、そんなに欲しけりゃ自分で買ってくりゃいいでしょと逆切れ。なぜ私が怒られる？？？あたしゃ買いたくなんかないよ、とにかくいつになったら暖かいお茶が飲めるのかっ！と冷静に言ったら、その日の夜９時過ぎに箱入りの新品ティファールを持ってきて、片手でポイッって置いてった。

道を聞いても顎で指し示されるだけ。顎の範囲って結構広いんですけど、もうちょっと範囲狭めていただけませんかね。顎の先の道が二手に分かれていたりするともうお手上げなんっすよ。

でも働かないエレベーターも逆切れするフロントも愛想のない通行人も、そしてそうじを一切しない客室係りも、外国では別に珍しくもなく、嫌ならちゃんと言葉で意思表示をして抗議すればいいじゃん、ってのが普通の考え方のようです。大体赤の他人に親切にする謂れはないよね。

なので、日本の接客業の方々はすごいと思います！時には理不尽な思いをされることもあるでしょう。時には面倒だと思うこともあるでしょう。でも日本の接客業の方々は、個人的な感情は表に出しません。素晴らしい！！！　ニッポン万歳！です。　

だからこそ外国に出る度に日本の特異性を感じてしまいます。この馬鹿が付くほどの丁寧さ、以心伝心で物事が成立するすごさ、これって世界の中では異常な立ち位置だと思うんですよ。やっぱり自分の言葉で意思表示をしなければ、世界では相手にされないし、理解されません。
島国で世間知らずで脳内お花畑のお人よし日本人、私も含めてがんばれよっ！って思います。

エレベーターに閉じ込められて…って言ったら「それは大変失礼しました。お怪我ありませんでしたか」って言ってほしいし、ケトル使えなくて…って言ったら、間髪入れず「新しいケトル、お部屋までお持ちしますね。すみませんでした」って言ってほしいなぁ。
…と思う私は甘ったれ。

写真はパリのマンホールの蓋と石畳。マンホールの蓋までおしゃれ。